父の日は必要ないって思うのはダメですか？プレゼント選びとかめんどくさい

母の日が終わったと思ったら、すぐに父の日。
正直、父の日のプレゼント選びとかちょっとめんどくさいなって感じたことある人も多いのでは？

母の日は、なんとなくプレゼントを贈ったり、祝ったりしないとなんだか悪いような気がするのですが、父の日って底までではない感じがしちゃうんですよね。

なので、ぶっちゃけ父の日って必要ないのでは？なんて思ったりも。

決して父の日を祝いたくないわけじゃないけど、改めて祝う必要ないような気も。

でも、父の日は必要ないとか祝わないなんていうのは良くないことなんでしょうか。

父の日が「必要ない」と感じる人はけっこう多い？

テレビなどで、よく母の日はイベントやるけど父の日はしないなんてアンケートなど調査結果を紹介したりしているのを見かけます。

確かに、母の日に比べると父の日って存在は知っているけど、ついつい忘れてしまいがちかもしれません。

だから、父の日は特に必要ないんじゃない？って感じる方も、けっこう多いのかもしれませんね。

 

父との関係性が希薄・疎遠ってわけじゃないけど

いまは、家庭の在り方が多様化しているので、父親との関係性が薄いって場合もあるかもしれません。

実際、離婚や再婚、別居、単身赴任などなどいろんな事情もあったりしますしね。

ただ、ちょっと昔のように幼い頃に父が家庭にほとんど関与せず、育児や教育も母親任せだったので、そこまで「感謝を伝えるべき相手」という実感がないってケースは、かなり減ってきているような気もします。

実際、テレビなどでは「父親大好き」なんて子供もけっこう多いですし、父と子供というよりも友達感覚ってケースも見かけたりしますよね。

 

「形だけのイベント」に疲れている人も

なので、父親に対して嫌悪感とかで父の日は必要ない！って思うってことではなくて、むしろ毎年決まった日に、決まったことをしなければならないような父の日は必要ないのでは？と思う人もいるのかもしれません。

実際、母の日もそうですし、父の日だって「感謝の気持ち」を持っていないわけじゃないけど、それを「この日に、何かをしないといけない」という“義務”に変わった瞬間から、ストレスに感じるのかも。

特に社会人になってからは、仕事や人間関係に追われる中で、「形式的なプレゼント選びに疲れた」という声もよく耳にしますしね。

父の日をスルーしてもいい？悪い？

父の日って、父親本人も、必要ないでしょ！って思っている人もけっこういるんですよね。

だから、むしろもともと無いイベントであれば何もしなくても問題ないんだろうけど、世間で父の日だ、父の日だ！って盛り上げるのに、自分は何もしてもらえないって感じでモヤモヤするんじゃないでしょうか。

 

無理に感謝を形にしなくても良い

父の日をする側としても、無理にというか義務的にやることへのもやもや感って感じることはあるでしょう。

「ありがとう」など感謝の気持ちは、そう思ったときに伝えればいいことだし、プレゼントや外食、お金をかけたサプライズでなければならない理由は、どこにもありません。

むしろ、無理して“演出”された感謝よりも、普段の何気ない行動の中にこそ本物の思いが宿ることもあるはず。

たとえば、電話一本、LINEでの一言でも十分です。それすら負担に感じるなら、「何もしない」選択もまた、あなたの心を守る大切な行動なんじゃないでしょかね。

 

関係が複雑な場合、距離を取ることも大切

また、すべての人が、父親との関係にポジティブな記憶を持っているわけではありませんよね。
中には、過去の暴力やモラハラ、無関心、放置などの経験から、心の傷を抱えている人もいます。

そのような背景を抱えている人にとっては、「感謝しなければならない」という社会的な風潮はむしろ圧力にもなって余計な苦痛を感じさせられます。
あなたの感情や記憶は、他人の常識よりもずっと大切なもの。なので無理に和解や感謝を捻り出す必要はないのかもしれません。

 

父の日の「新しいカタチ」を考える

では、「祝わない」という選択肢以外にも、もっと自分に合った“父の日のスタイル”はないのでしょうか？

プレゼントではなく「言葉」や「距離感」で伝える

• 必ずしも高価なプレゼントや豪華な食事を用意する必要はありません。
• 例えば、「最近どう？」と一言連絡するだけでも、思いは伝わります。

また、「何かしたいけど会うのは抵抗がある」という場合には、手紙やメッセージカードという方法もおすすめです。対面せずに気持ちを伝える手段は、意外とたくさんあります。

「やらない」という選択も肯定される社会へ

本来、記念日とは“祝いたい人”が“祝いたい方法”で楽しむものであるべきです。
父の日だからといって、感謝を強制されるのは本末転倒。

「祝わない選択をすること」自体が、成熟した価値観とも言えます。
誰かに合わせるのではなく、自分の心と向き合った結果として「やらない」と決めるなら、それはとても立派なことです。

 

 

父の日は「必要ない」と感じることは、決して間違いではないし悪いことではないはず。

• 父との関係性は人それぞれ。深くない人もいるし、つらい記憶を持つ人もいる。
• 感謝の形は自由。必ずしもプレゼントやイベントである必要はない。
• 祝わない選択も、自分らしく生きるうえで大切な行動。

 

なので、「父の日に何もしないなんて…」と罪悪感を持つ必要なんてまったくないですよ。

そして、祝わないあなた自身も、自分にやさしく。
父の日が、あなたにとってプレッシャーではなく、“ただの一日”でありますように。