中学生の体育祭に親は行かない方がいい?行かないのは良くないの?
子どもが中学生になると、親との関わり方も小学生時代とは変わってきますよね。
小学生の頃は、参観日とか運動会とか、行事には親に来てもらいたい!っていう子供も多いと思いますが、中学生にもなると思春期でもあるし、親にみられるのが恥ずかしい!って子も出てきますよね。
そんな中で、行くべきか?行かないほうがいいか?で悩む行事の一つが「体育祭」。
中学生の体育祭に親が行く、行かないってことでいうと、
- 行けないけど、行かないと子どもに嫌がられる?
- 周囲の保護者は参加しているのか不安
- そもそも中学生にもなれば親が来るのは変じゃない?
- 仕事や体調の問題で行けないけど、罪悪感がある
- 行かないことで親として冷たいと思われないか心配
なんてことも考えちゃいますが、どのように対応したらいいんでしょうね。
目次
親が中学生の体育祭に「行かない」こと珍しくない?
中学校の体育祭は、小学校の運動会と違って大きく雰囲気が変わります。
競技に参加する子供もそうですし、観覧する側も観戦スタイルなんかも変わってきます。
中学校によっては、平日に体育祭を行う学校もあったりするので、仕事を持っている親だとなかなか見にいくことが叶わないってこともあります。
中学校の体育祭は小学校とは違う
中学校の体育祭は、小学校とどういうところが違ってくるんでしょう?
一般的には、
中学校の体育祭の特徴
- 生徒主体の運営が中心
- 応援合戦や団結力重視
- 保護者席が小規模、または設けられていないことも
- 保護者の声援が必要ない種目が中心(例:リレー、組体操などがない)
というった感じでしょうか。また、親側の環境も変わってきていて、
保護者環境の変化
- 共働き家庭が増加している
- 平日開催の学校も多く、仕事で行けないケースが多い
- 保護者の学校行事参加が“減ってきている”傾向
みたいな雰囲気でもあるんですよね。
なので、必ずしも行くのが当たり前という感じでもなさそうな気も。
中学生、本当は「親に来てほしい」「来てほしくない」?
ここで一番気になるのが「子ども自身はどう思っているのか?」という点。
SNSや教育系掲示板、インタビュー調査などから得られる中学生の声などを参考にすると、なにやら微妙な感じが。
来てほしくない派
中学生ともなると、いちいち親に自分の姿を見てもらいたいって感情も薄くなってくるのかもしれませんし、やっぱり思春期真っ只中でもあるので、
- 「恥ずかしいから見られたくない」
- 「友達と過ごす時間を邪魔されたくない」
- 「応援されるのが子どもっぽく感じる」
- 「親が来ると浮くような雰囲気がある」
という感じで、親にベッタリされるのが嫌って心理状況かもですね。
来てほしい派
とはいっても、子供によっては、
- 「頑張っている姿を見てほしい」
- 「友達の親が来ていると、うらやましく感じる」
- 「写真や動画を撮ってもらいたい」
- 「小学生の時みたいに応援してほしい気持ちもある」
という子もいるんですよね。
実は、「来てほしいけど口に出さない」という中学生も意外と多いという声も。
子供は「親に来てほしい」と思っていても、思春期特有の心理状態でそれを口に出さない(あるいは逆のことを言う)こともあるようなので、思春期だからという思い込みは捨てて、素直に向き合って聞いてみるのがいいのかもしれません。
周りの保護者が行ってるからは気にしない?
多くの中学校では、保護者の観覧スペースも小学校時代に比べると縮小してる傾向もあるとか。
とはいっても、友達の親は来ているのに、自分だけ行かないのは良くないのかな?なんて思ってしまうこともあるかもれません。
行かない親も少なくない
正直、中学校の体育祭になると親の参加率って、小学校に比べると格段に下がるなんて話も聞いたことがあります。
むしろ、共働き家庭だと、見に行けないというケースが多いみたいですよね。
小学校の時のように、保護者同士の交流っていうのも、さほど密でなくなってくるため、「見に来ていない=非常識」と思われることはないんじゃないでしょうかね。
とはいえ、自分の子供の体育祭を見に行かないというのは、「やっぱりモヤモヤする…」ということもあるかもしれません。
そんなときは、
- 行かない=愛情がない、ではない
- 学校行事への関わり方は多様であっていい
- 他人の目より、家庭内の安心感の方がずっと大事
などなどのような意見も受け入れてみるのもいいかもしれません。
体育祭という個別の問題ではなく、「子どもとの関係性」をしっかり築くことのほうが大事なんだろうと思います。
体育祭に行かないこと=愛情不足、冷たい親ではありませんからね。
むしろ、無理に行って気まずくなるよりも、子どもの気持ちと自分の状況をしっかり考えた上での判断の方がよっぽど誠実といえるかもしれませんよ。