てるてる坊主は終わったらどうする?何日前から飾りいつ外すかとか
梅雨の時期に行われる運動会や旅行などお出かけのイベント前になると、てるてる坊主を飾ったりしますよね。
小さな子どもはもちろん、大人の方にも親しみ深いてるてる坊主。
そんな願いを込めててるてる坊主を作ったはいいものの、いざ天気に恵まれて願いが叶った後に「このてるてる坊主、どうすればいいの?」と迷ったりすることありませんか?
いつまで飾り、いつ外すのか?外したあとはどう処分すればいいのでしょうか?
目次
てるてる坊主とは?由来・意味・飾り方の基本
てるてる坊主って、子供の頃によく作ったりしましたが、大人になるとなかなか作ることも無かったのですが、子供が売れたりすると、また一緒に作って、「晴れるといいね!」みたいな、一種のおまじないみたいなものなんでしょうかね。
でも、そもそもてるてる坊主っていつからどういう感じで出てきたものなんでしょうね。
てるてる坊主の由来とか
てるてる坊主は、晴天を願って作られる日本の伝統的な風習の一つというのはよく知られていることですよね。
てるてる坊主の起源には、諸説あるようですが、ネットなどでよくでてくるのは、中国の神話に由来する説。
これは、晴れを呼ぶ女性の神様を模した風習が、日本に伝わって形を変えたものといわれているみたいですよ。
どうやら日本では、江戸時代頃に子どもたちの間で流行ったらしく、白い布や紙で作った小さな人形に「明日は晴れますように」と願いを込めて吊るすようになったんだとか。
また、てるてる坊主には次のような意味が込められています。
- 「晴天祈願」:天気が良くなるように願う
- 「縁起物」:気持ちを込めて作ることで神様に届く
- 「感謝の象徴」:晴れたら感謝を伝える存在
ただの紙細工ではなく、願いと祈りが込められた小さなお守りのようなものだと考えると、その扱い方にも自然と気を配りたくなりますよね。
てるてる坊主は何日前から飾る?
「いつから吊るせばほんとに効果的?」という疑問というか、聞くまでもないって感じもしないではないですが、てるてる坊主は何日前から飾るのが効果的とかってあるんでしょうか?
一般的には晴れてほしい日の前日または2日前に飾るのがよいという説もみかけます。
まぁ、確かに天気予報もあまり長期だと予想も大きく変化することありますしね。
飾る方法とか
てるてる坊主を飾る場所は、軒下や窓辺など外から空を見渡せる場所がよく見かける風景ですよね。
風にゆらゆらと揺れることで、自然と「空に願いが届いている」ような気持ちになるんでしょうかね。
また、顔を描くタイミングにも諸説あり、よく言われるのは…
- 願いが叶ったら顔を描く(昔ながらの風習)
- 作るときから顔を描く(現代のスタイル)
お子さんと一緒に楽しむなら、作るときに笑顔の顔を描くのもおすすめかもしれません。
てるてる坊主はいつ外す?
では、てるてる坊主はどのタイミングで外すのがいいのでしょう?
一般的には目的を終えたら、できるだけ早く外すという意見が多く、「晴れてほしい当日が終わったタイミング」や「翌日」が目安みたいです。
長く飾っていると埃や湿気で汚れてしまいますから、見た目にも良くない感じがしますし、中には縁起が悪いと感じる人もいるんだとか。
感謝の気持ちを込めて、「ありがとう」と声をかけながら外してあげたいところですね。
てるてる坊主が終わったらどうする?捨て方とか
願いが叶ったにせよ、叶わなかったにせよ、目的の日を過ぎた後のてるてる坊主はどのように処分すればいいのでしょうか?
実際、てるてる坊主は願掛けに使う「縁起物」の側面もあるため、「ただゴミとして捨てるのはちょっと気が引ける」という声も。
一般的な捨て方(ごみとしての処分方法)
てるてる坊主は、素材が紙や布、ティッシュ、ビニールなどでできているため、多くの自治体では可燃ごみとして処分できますし、そうする方が多数だと思います。
ただし、願いが叶う、叶わないにしろ、頑張ってくれたのでは?という思いもあるので、
- 白い紙やティッシュに包んでから捨てる
- 「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてから処分する
- できれば家族で一緒に捨てると気持ちの区切りがつく
といったように、ちょっと気配り感のある捨て方、処分方法を選ぶといいかもしれませんね。
ちなみに、地域によっては、紙・布・ビニールなどの素材ごとに分別ルールが異なるため、事前に自治体の分別ガイドを確認しましょう。
捨てる時に気をつけたいポイントとか
自宅で飾ったてるてる坊主を捨てるときは、特に問題にするようなことはないでしょうけど、幼稚園・保育園をはじめ施設などで大量にてるてる坊主をつくって飾った場合などには、てるてる坊主の処分には気をつけた方がいい場合もあるかもしれません。
処分の際の注意点とか
例えば、ゴミの分別などは間違えのないように分別するとか、できるだけ省力化できるような工夫とかでしょうかね。
また、大量のてるてる坊主に限らず、
- 何も考えず無造作に捨てるのは避けましょう
せっかく願いを込めたてるてる坊主なので、感謝の気持ちをもって丁寧に扱うことが大切です。 - 濡れたまま捨てるのはNG
雨で濡れた場合は、一度乾かしてから処分することで臭いやカビを防げます。 - 長期間放置してしまうのも避けたい
飾ったまま忘れてしまうと、逆に縁起が悪く感じることも。終わったらスムーズに片付ける。
などの点に注意するといいかもしれません。
願いが叶わなかった場合はどうする?
ちなみに、てるてる坊主を飾ってお願いしても叶わなかったということもありますよね。
そういう場合のてるてる坊主ってどうすればいい?って思うことがあるかもしれませんが、まぁ、そこは 願いが叶わなかった場合でも、「願いを届けようとしてくれた」ことに感謝し、優しくするようにしたいですね。
感謝の気持ちはいつでも大切です。
あと、願いがかなった場合のてるてる坊主をまた使いたい!ってこともあるかもしれません。
験を担ぐという思いもあるかもしれませんね。ただ、次の願いがいつになるかわからないですし、それまでに汚れてしまったりするのもどうかと思いますから、気持ちを新たにするためにも、再利用せず新しく作るのがおすすめです。
てるてる坊主は、ただの飾りではなく「願い」や「祈り」が込められた日本の伝統的な縁起物です。
作る時から気持ちを込め、役目が終わったら丁寧に「ありがとう」と伝えてから処分することで、心もすっきりと晴れやかになるんじゃないと思います。
- 飾るのは晴れてほしい日の1〜2日前
- 外すのは目的が終わった当日または翌日
- 捨てる時は感謝の気持ちと地域の分別マナーを大切に
といったことを意識しながら、楽しむことを第一に、子どもと一緒に願いを込めて飾ることが、素敵な時間にもなるんだと思います。