カメが道路を横切る、横断するのはなぜ?危険を冒してでも渡る理由とか

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梅雨時期くらいから夏にかけてでしょうか?道路を横断するカメを見かけることがあります。

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そして、その道路をわたっていたであろうカメが車に轢かれているのも見かけるのですが、「なぜカメはそんな危険を冒してまで道路を渡るのだろう」と気になってしまします。

カメが道路を横断するのって、車に轢かれる危険もそうですが、このクソ暑い中、しかも太陽が照りつけ熱くなったアスファルトの上を歩いて横断する気持ちがわからないんですよね。

人間にはわからなくても、カメにはカメの事情ってのがあるんだとは思います。

調べてみると、亀が道路横断には明確な生物学的理由がるみたいですよ。

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カメの道路横断行動の主な理由

多くのカメは産卵場所を探したり、餌を採る場所を探したり、生息している地間の移動などなど、いろいろな目的で、河川や溜池から別の畑や水田などへと移動するんだそうです。
その過程の中で、危険であっても道路を横断するんだとか。
カメの道路横断は偶然ではなく、彼らの生存戦略に基づいた必然的な行動のようですね。

産卵のための移動

カメが道路を横断する理由として最も重要と思われるのが産卵行動なんだそうです。

特に春から初夏にかけての繁殖期になると、メスのカメは適切な産卵場所を求めて普段の生息地から離れるそうです。
水辺で生活しているカメでも、卵は水中ではなく陸上の土の中に産む必要があるんですね。

理想的な産卵場所は日当たりがよく、水はけの良い地や土壌なんだとか。
しかし、現代の環境では川や池の周辺が開発され、適切な産卵場所が水辺から離れた場所にしか見つからないことが多くなっているというころもあって、メスのカメは危険を承知で道路を横断して産卵場所を探すという説もあるようですね。

季節的な生息地移動

また、カメは季節によって生息地を変えるんだそうですよ。

冬眠場所と夏の活動場所が異なることが多く、特に温度変化に敏感なカメは、より快適な環境を求めて移動するんですって。

春の目覚めの時期や秋の冬眠準備の時期には、生息地間の移動が活発になり、その過程で道路を横断することになるみたいですよ。

餌場への移動と採餌活動

カメの食性は種によって異なりますが、多くのカメは雑食性で、植物から小魚、昆虫まで幅広い食べ物を摂取します。

豊富な餌があるエリアは限定的で、時には普段の生息地から離れた場所まで餌を採りに出かける必要があるみたい。
特に食物が不足しがちな季節には、より広い範囲で餌を探さなくちゃならないので、その結果として道路横断するという状況になってるみたいですね。

カメの移動パターンと行動特性

カメの道路横断については、彼らの移動パターンと行動特性が関わっているんだそうですよ。
カメの行動には、長年の進化によって培われた特別な特徴があります。

帰巣本能と記憶に基づく移動

カメは優れた帰巣本能があるんですって。

なので、一度産卵に成功した場所や、良い餌場を覚えていて、翌年も同じルートを辿って移動しようとするそうです。

この記憶に基づく移動パターンが、道路横断を行う要因ともなっているみたい。
過去に安全だったルートという記憶でも、道路建設によって危険な場所に変わってしまった場合でも、カメは本能的に同じ道を通ろうとするという説もあるみたい。

移動速度の遅さが生む危険性

とはいえ、亀が道路を渡る時って、歩くのも時間かかるから、道路横断する時ってすごく危険じゃないですか。
通常のカメは、歩行速度が時速0.3〜1.5キロメートル程度っていわれているようで、とっても遅い。

仮に幅が5〜10メートルの道路を渡る場合にも数分から十数分かかってしまう計算になります。
この間に車が通れば、避けるのって難しいですよね。

危険回避能力の限界

よく、カメが危険を感じると甲羅に頭と手足を引っ込めるという防御行動を取りますよね。
天敵に対してはそれでもいいんだけど、車がきた!と思って甲羅に頭と手足を入れてもほぼ意味がない。
だから、道路を横断しなきゃいいのに!って思うんですが、上で紹介したような事情もあり、カメにはカメしかわからない道路を横断する理由でわたっているんでしょう。

なので、車を運転するときなどは、道路を横断するカメにも注意をはらってあげたいところではありますね。

道路横断による影響と対策

カメの道路横断は、地域の生態系全体に影響を与えているという説もあるそうです。

個体数減少への影響

道路による交通事故死は、多くの地域でカメの個体数減少の原因になっているとか。

特に日本古来からいる在来種のカメで繁殖期のメス個体の死亡は、将来世代への影響が大きく、地域個体群の存続に深刻な影響を与えかねません。

まぁ、外来種なら車に轢かれてもいいのか?というと、難しいところではあるのですが、外来種のカメも道路を横断したりするんでしょうかね?

人間ができる保護対策

カメの道路横断問題に対する対策として、地域によっては道路にアンダーパス(地下通路)やオーバーパス(橋)を設置することで、カメが安全に移動できるルートを提供する事例なんかもあるそうです。

ただ、そういうことができるのは限られますし、田舎の方に行くといろんな道路でカメが道路を横断してたりします。

なので、個人レベルでできることとして、特に春から夏にかけての繁殖期に、水辺近くの道路を運転する際は速度を控えめにし、路上のカメに注意することが重要ですよね。

もしカメを発見した場合は、安全な場所に避難させてあげることも一つの方法ですが、その際は、自分自身の安全もしっかり確保した上で行いたいですね。

ただ、人間がそういった保護的なこと、手助けをすることが本当に自然界にとっていいことなのか?というジレンマは感じてしまいます。

 

なので、わたしたちが出来ることの一つとしては、車の運転に気をつけるってことなのかもしれません、

スピードの出しすぎを控え、周りの状況を確認しながら運転する。
そうすれば、カメが道路を横断しているのにも気がつける確率も高くなり、回避することもできるでしょうし、人間が道路を横断するなどの認知にもつながってくるかもしれませんね。

カメの横断よりも人間の飛び出しのほうが気づける可能性は高いでしょうからね。いろんな意味でも安全運転を心がけたいですね。

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