汗をかいたスーツはどうする？クリーニングのタイミングや洗えるスーツとか

猛暑、酷暑が珍しくなくなった日本の夏、仕事でスーツなどを着ているとスーツに汗がついてしまいますよね。

朝は涼しくても、通勤中や外回りでじんわりと汗ばんでしまうことは避けられません。
そんな時、「この汗をかいたスーツ、どうしたらいいんだろう？」とか「汗臭くなってしまうからどのタイミングでクリーニングだせば？」なんて思ったりも。

夏場のスーツのケアなどお手入れ方法は、クリーニングに出すとか、消臭スプレーをかけるくらいしか方法がないような気も。

でも、スーツが汗臭くなってしまうと、電車やバス、もちろんお客さんの前などで不快な思いをさせてしまう可能性があるから、そうならないように対策したいけどどういうことをすれば良いのでしょう？

 

汗をかいたスーツのケア方法

汗をかいたスーツのお手入れ方法などケアって、どういう方法があるのでしょう？
スーツの生地を傷めないような方法や、シミ・シワなどにならない、しかもしっかり汗臭さなどに対処できる方法ってあるんでしょうか？

 

帰宅後すぐにやるべき基本のお手入れ

まず、汗をかいたスーツを脱いだらすぐにやっておきたいこと、それが、とにかく風通しの良い場所に吊るすことです。

シンプルな方法ですが、ファッション系のSNSなどでもよく紹介されている方法みたいですね。

汗をかいたスーツを帰宅後、クローゼットの中にそのまましまい込んでしまうと、湿気がこもって雑菌が繁殖しやすくなってしまうそうです。
なので、できれば窓際など、空気の流れがある場所にハンガーで吊るして、乾燥させるようにするといいようです。

また、汗をかいた部分を軽く拭き取ることも効果的みたいですね。
特に襟元や脇の下、背中など、汗をかきやすい部分は、湿らせたタオルのようなものをつかって軽く叩くように拭き取ってみるといいんだとか。
ただ、この時、ゴシゴシとこすってしまうと生地を傷めてしまうので、あくまでも優しく叩くようにするのがコツみたいですよ。

汗染み対策で知っておきたいポイント

汗染みができてしまった場合は、汗染みは時間が経つほど落ちにくくなってしまうので、気づいたらできるだけ早めに対処することが大切ということのようです。

軽い汗染みなら、中性洗剤を薄めた水で湿らせた布で優しく叩いてみる。
ただし、この方法はあくまでも応急処置的方法らしいので、本格的なケアはクリーニング店に出してやってもらうほうが安心ですね。

スーツ本体のケアには、やっぱり限りがあるので、汗をかきやすい季節には、インナーシャツ選びにも気をくばりたいところ。吸汗速乾素材のインナーを着用することで、スーツ本体への汗の浸透など、かなり防げるようになるみたいですからね。

クリーニングに出すべきタイミングと頻度とか目安とか

汗をかいたスーツをどうするか？ということでいえば、一番手っ取り早く、しかもきれいになるということであれば、クリーニングに出すことですよね。

ただ、スーツのクリーニング代も安くはないので、頻度などタイミングとかもしっかり見極めたいところです。

 

夏場のクリーニング頻度はどのくらいが適切？

「汗をかいたスーツは毎回クリーニングに出した方がいいの？」という質問はよく見かけます。

イメージ的には汗をかいたスーツは、スグにクリーニング！って感じがしますが、実は毎回出す必要はないんだとか。
むしろ、クリーニングのし過ぎは生地を傷める原因にもなるみたいですね。

一般的な目安として、夏場であれば2〜3回着用したらクリーニングに出すのがおすすめのようです。
ただし、これは汗をかく量や仕事内容によって変わるので、営業で外回りが多い方や、汗をよくかくということであれば、もう少し頻度を上げても良いのかもしれません。

こんな症状が出たら即クリーニング

頻度の目安はあるものの、臭いが気になり始めたらスグにでもクリーニングを利用したほうがよさそうです。

自分では、気づきにくい場合もあるので、そういう場合は家族に確認してもらうのもいいですし、一人暮らしであれば判断しづらいかもしれないので、上で紹介したように夏場であれば2〜3回着用でクリーニングということを意識してみるといいかもしれません。

スーツを着たとき、生地がべたつく感じがする時も要注意。
これは汗や皮脂が蓄積されている可能性が高いので、清潔感の面もですし、生地の劣化にもつながるので早めに対処したいところですね。

 

クリーニング店選びのコツ

クリーニング店選びも、スーツの汗の匂い対策、スーツを長持ちさせる上では重要なポイントになりそうです。
安さだけで選ぶのではなく、スーツの扱いに慣れている店舗を選びたいですね。

良いクリーニング店を見分ける方法とかって、なかなか難しいですし、住んでいる地域にいくつもクリーニング店があれば選べるかもしれませんが、駅前にはそこしかない！なんて言う場合には、選びようがありません。

ただ、店内が清潔で整理整頓されているかとか、スーツを出すときに、スタッフの方にスーツの素材や汚れの種類について詳しく質問してくれるかなどをチェックして、もし心配な感じであれば、最近は、宅配クリーニングのサービスも増えているので、そういうサービスを利用してみるのも良いかもしれませんよ。

料金は多少高くても、仕上がりの品質や生地への優しさを考えると、結果的にコストパフォーマンスが良くなることが多いものです。

効果的な臭い対策と日常のメンテナンス方法

スーツの臭い予防に効果的な方法

スーツの臭い対策は、実は予防が一番効果的なんですって。
一度臭いが付いてしまってから取るのは大変ですが、最初から臭いを付けないようにする方法はいくつもあります。

まず、着用前にできることとして、制汗剤の使用があります。
特に脇の下は汗をかきやすいので、制汗剤で汗の量をコントロールすることで、スーツへの汗の浸透を抑えることができます。

また、上でも紹介しましたが、インナーシャツの重要性は何度お話ししても足りないくらいです。
綿100%のものよりも、ポリエステル混合の吸汗速乾素材の方が、汗を素早く吸収して外に逃がしてくれるので、スーツへの影響を最小限に抑えらるという意見も見受けられます。

 

家庭でできる簡単な臭い取り方法

それでも臭いが気になってしまった場合、自宅で自分でできる対処法とかってあるんでしょうか？

一番手軽なのは、消臭スプレーの活用でしょうか。
ただし、アルコール系の消臭スプレーは生地によっては色落ちの原因になることもあるので、目立たない部分で試してから使用するほうがよさそうです。

蒸気を使った方法も効果的です。お風呂場に一晩吊るしておくことで、蒸気が臭いの分子を分解してくれるって話を聞いたことがあります。
ただ、その後にしっかりと乾燥させないといけないのでけっこう大変そう。

 

洗えるスーツは本当に便利？

汗をかいたスーツのケアなど対処法って、何かと手間がかかりそう。
とはいえ、スーツは、洗濯機などで丸洗いっていうのができないことが多いから、どうしたら？って思ってしまいますが、最近は、洗えるスーツなんかもありますよね。

これだけ暑い夏となれば、思い切って洗えるスーツを選んでみるというのもありかもしれませんよね。

洗えるスーツの種類と特徴

最近、「ウォッシャブルスーツ」や「洗えるスーツ」という商品をよく見かけるようになりました。
まわりにも、実際に購入し、着用している方も見かけます。

洗えるスーツは、主にポリエステル系の合成繊維を使用して作られているそうで、従来のウール素材のスーツとは異なり、家庭の洗濯機で洗うことができるということなので、汗をかく季節には便利な気がします。
しかも、価格帯も比較的手頃で、1万円台から3万円程度で購入できるものが多いようですよね。

素材の特性上、シワになりにくく、速乾性に優れているという特徴も。
また、防臭加工や抗菌加工が施されているものも多く、夏場の汗対策としては確かに魅力的です。

洗えるスーツのメリット

洗えるスーツの最大のメリットは、なんといってもメンテナンスの手軽さ。
汗をかいたその日のうちに洗濯できるとなれば、常に清潔な状態を保つことができますよね。
クリーニング代もかからないので、経済的な負担も軽減されますね。

特に、汗をかきやすい季節や、外回りの多い営業職の方にとっては、この手軽さは大きな魅力です。複数着を揃えて着回すことで、いつでも清潔なスーツを着用できる安心感があります。

洗えるスーツのデメリットと注意点

一方で、デメリットもないわけではないようです。
例えば、素材の特性上、高級感や上質感では従来のウールスーツには劣ってしまうことが多いということでしょうか。
重要な商談や正式な場面では、やはり品格のあるウールスーツの方が印象が良い場合もありますからね。

また、家庭での洗濯する場合、洗濯方法を間違えると、型崩れや縮み、色落ちの原因になってしまうこともないとはいいきれないそうです。
特に、乾燥機の使用は避けるべきですし、干し方にも注意が必要みたいですね。