夏に子ども外で遊ばせるのってどう?熱中症対策と子どもの成長バランス

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ニュースで、連日「猛暑日」「熱中症警戒アラート」という言葉が飛び交っていると、子どもを外で遊ばせるのが心配になってしまう若い世代の親御さんも多いかもしれません。

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ただ、一方で祖母祖父などの世代では、「子どもは外で遊ばせなさい」「日光浴は体にいいのよ」という育児論を振りかざしてくるケースも。

確かに、そういう考え方もあるかもしれません。

ですが、昔と今では夏の暑さの質が違いますよね。
熱中症で搬送される子どもの数も増えているなんて話をきくと、万が一ってことを心配してしまいますよね。

でも、だからといって夏の間ずっと子どもを室内に閉じ込めておくのも、成長発達の観点から考えると心配といえば心配。

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夏、子どもが外で遊ぶメリットとか

ビタミンD生成と骨の健康

日光に含まれる紫外線は、体内でビタミンDを生成するのに必要不可欠って話を聞きます。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、丈夫な骨や歯を作るのに重要な役割を果たすんだとか。
そう聞くと成長期の子どもにとって、適度な日光浴が大事っていうジジババ世代の意見も頷ける部分はあります。

ただし、「適度」がポイントですよね。
どうやら日光浴も1日15〜30分程度で十分な効果が期待できるらしいですしね。

体力向上と免疫力アップ

外遊びは、跳ぶ、投げる、登るといった動作などを伴うケースもあり、筋力や持久力、バランス感覚を総合的に鍛えてくれたりします。

また、適度な運動は免疫力の向上にもつながるという意見もあります。
新鮮な空気を吸い、体を動かすことで、風邪をひきにくい強い体を作ることができるのです。

自然体験による感性の発達

外遊びは、五感をフルに使った学習の場でもあります。風の音、鳥のさえずり、花の香り、土の感触など、自然が提供する刺激は、子どもの感性や想像力を豊かにします。

虫を観察したり、植物に触れたりすることで、生き物への興味や命の大切さを学ぶこともできます。これらの体験は、将来の学習意欲や探究心の基盤となります。

生活リズムの調整効果

日光は、体内時計を調整する重要な役割を担っているらしいですよね。
朝の光を浴びることで、夜の眠りが深くなり、規則正しい生活リズムが身につきます。

また、外遊びで適度に疲れることで、夜の寝つきも良くなります。
質の良い睡眠は、成長ホルモンの分泌を促し、子どもの健全な発達に欠かせません。

夏の外遊びはリスクも

熱中症の症状と予防法

一番のリスクは、現代では熱中症ではないでしょうかね。

特に、体温調節機能が未発達な子どもにとって特に危険です。

また、子どもの皮膚は大人より薄く、紫外線の影響を受けやすいため、適切な紫外線対策が必要といえます。
帽子、長袖の薄手の服、日焼け止めクリームなどを活用し、肌を保護したいですが、そうすると今度は熱がこもってしまって熱中症のリスクも高まる?なんて心配も。

脱水症状の見分け方

熱中症対策として、水分補給は基本ではありますが、子どもって遊びに夢中になると、水などを飲むのも忘れて遊んでしまい気がつけば、脱水症状などを引き多し、熱中症につながるってこともあります。

例えば、

  • 口の中や唇が乾燥している
  • 泣いても涙が出ない
  • おしっこの量が少ない、色が濃い
  • 肌の弾力性が低下している(つまんでも戻りが遅い)
  • 元気がない、ぐったりしている

などの症状などが出ていないか?など親が、適度に確認してあげることが大事になりますね。

 

実践的な安全対策

適切な時間帯の活用

夏の外遊びは、時間帯の選択が最も重要です。理想的なのは、早朝の涼しい時間帯(午前6時〜8時)と、夕方の気温が下がり始める時間帯(午後5時以降)です。

特に早朝は、前日の熱が地面に残っていないことが多く、子どもが遊びやすい環境が整っています。
朝の新鮮な空気を吸いながらの外遊びは、一日の良いスタートにもなります。

水分補給のタイミングと量

外遊びを始める前、遊んでいる途中、遊び終わった後などのタイミングで水分補給を行いましょう。

水分は、水やお茶がおすすめという意見がありました。

長時間の外遊びや大量に汗をかいた場合は、塩分も補給できる経口補水液やスポーツドリンクも有効ですが、飲みすぎると糖分などの摂取量が多くなりすぎるなどのリスクもあるそうですよ。

適切な服装と帽子の選び方

服装のポイント

  • 薄手で通気性の良い素材(綿や麻など)
  • 明るい色(熱を吸収しにくい)
  • 袖は長めで、首元もカバーできるもの
  • ゆったりとしたサイズ(風通しを良くする)

帽子の選び方

  • つばが広く、首の後ろまでカバーできるもの
  • 通気性の良い素材
  • 顎紐付きで、動いても脱げにくいもの

日陰の活用方法

直射日光を避け、日陰を積極的に活用しましょう。
木陰や建物の陰、パラソルやテントなどの人工的な日陰も効果的です。

ただし、日陰でも気温が高い場合は熱中症のリスクがあるため、温度計で気温を確認し、30度を超えるような場合は外遊びを控えることも大切です。

公園などでは、日陰のベンチを拠点として、そこで休憩を取りながら遊ぶのがおすすめです。
遊具も直射日光で熱くなっている場合があるので、触って温度を確認してから遊ばせましょう。

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猛暑日の室内での過ごし方

室内でできる運動や遊び

猛暑日など子どもを外で遊ばせるのは非常に危険な場合があります。

そういうときは、エアコンの効いた室内で遊ばせることになりますが、いろんな遊び方というか運動のやり方ってのがあるようです。
例えば

  • 階段の上り下り
  • 室内用のトランポリン
  • 風船遊び
  • 音楽に合わせてダンス
  • ヨガやストレッチ
  • 図鑑で昆虫や植物を調べる
  • 工作や絵画
  • 読み聞かせ
  • パズルやブロック遊び

といった遊びをいろいろ組みあせてみるといいみたいですよ。

ベランダや庭での安全な遊び

室内でエアコンの効いた場所で遊ぶのは、親にとってもありがたいことではあるのですが、少しは外の空気にもふれさせてあげたい!ってことはありますよいね。

もし、庭やベランダなどがあるなら

水遊び

  • 洗面器やバケツを使った水遊び
  • 水鉄砲
  • 植物への水やり(お手伝いとしても)

と言った楽しみ方もいいかもしれません。

ただし、ベランダでも熱中症のリスクはあるため、時間を限定し、日陰を作って遊ばせたいですね。

まとめ

親世代の「外で遊ばせることの大切さ」という価値観で生きてきたので、それを子ども、孫たちにも!という考えがあるかもしれません。

ですが、時代とともに子育てもそうですし、過去の考え方が間違っていた!ということもわかってきています。

ジジババ世代は、どうしても頑固に押し付けてくるかもしれませんが、そこは、うまくやんわりと、現代の常識などを説明して、子どもたちの健康を第一にし、外で遊ばせる方法を考えていきたいですよね。

天気予報や熱中症警戒アラートをチェックし、子どもの様子をよく観察しながら、安全で楽しい夏の外遊びを実践してみてください。
猛暑日には無理をせず、室内でも充実した活動を取り入れることで、子どもの成長をしっかりとサポートしていきましょう。

何より大切なのは、親子で一緒に楽しむことです。安全対策をしっかりと行い、夏の思い出をたくさん作ってくださいね。

 

 

 

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