天井の扇風機みたいなやつは飾り?日本の夏でも涼しくできる優れモノ?
テレビなどで見かけることのある「お金持ちの家によくありそうな天井の扇風機みたいなやつって何だろう?」って思った事ありませんか?
おしゃれな家とか店舗などではついていることが多いような気がするんですが、レストランやカフェ、高級住宅の天井でゆっくり回っているあの大きなプロペラのようなものって扇風機なんでしょうかね?
もし、扇風機であれば、部屋全体を涼しくすることができるのか?気になります。
特に、日本では一部地域では史上最速で梅雨明けするなど、夏の到来が早くなっているんですが、日本の酷暑、猛暑に対応できるようなモノなんでしょうか。
目次
天井の扇風機みたいなやつの正体
天井に取り付けられた扇風機のようなものの正式名称は「シーリングファン」というらしいで。
英語で「Ceiling Fan」と書き、天井(ceiling)に設置するファン(扇風機)という意味なんですって。
シーリングファンは、天井に直接取り付けられた大きなプロペラで、室内の空気を効率的に循環させる役割を持っているんだとか。
一般的な扇風機とは異なり、風を直接人に当てるのが目的ではなくて、部屋全体の空気の流れを作ることが主な目的になるようですよ。
天井につけられたサーキュレーターって感じでしょうかね。
シーリングファンは本当に涼しくなるの?日本の夏でも効果ある?
多くの人が気になるのは「シーリングファンって本当に涼しくなるの?」ということではないでしょうか。
おしゃれな上に、しっかり涼を実感できるならこれにまさるものなし!って気もしないではないのですが。
結論から言うと、シーリングファン単体では劇的に涼しくなることはないようです。
しかし、エアコンと組み合わせることで驚くべき効果を発揮するみたいですよ。
日本の夏におけるシーリングファンの効果
日本の湿度の高い夏でも、シーリングファンは、
体感温度の低下: 空気の流れにより、実際の温度よりも2〜4℃涼しく感じられます。これは風による気化熱の効果によるものです。
エアコン効率の大幅アップ: エアコンの冷気を部屋全体に循環させることで、設定温度を2〜3℃高くしても同じ快適さを得られます。結果として電気代を約20〜30%削減できます。
温度ムラの解消: 天井近くに溜まりがちな暖かい空気と、床付近の冷たい空気を混ぜることで、部屋全体が均一な温度になります。
といった効果が期待できるんだとか。
かなりしっかり仕事してくれてる感ありますよね。
シーリングファンの驚くべきメリット
1. 冷暖房効率の劇的な向上
暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するという性質があります。シーリングファンはこの空気をかき混ぜることで、室内の温度ムラを解消します。
夏の場合: エアコンの冷気を部屋全体に行き渡らせ、設定温度を高めに設定しても快適に過ごせます。
冬の場合: 天井付近に溜まった暖気を下に循環させ、足元まで暖かくします。
2. 大幅な節電効果
シーリングファンの消費電力は一般的に20〜40W程度と非常に少なく、エアコンの設定温度を調整することで得られる節電効果は大きいです。
年間で考えると、電気代を数千円から1万円以上削減できる場合があります。
3. カビ・結露の予防
空気の循環により湿気が滞留しにくくなり、カビや結露の発生を抑制します。特に梅雨時期や冬場の結露対策として効果的です。
4. 臭いの拡散・換気効果
部屋の空気が常に動いているため、料理の臭いや生活臭、部屋干しの洗濯物の臭いなどが滞留しにくくなります。
5. インテリア性の向上
デザイン性の高いシーリングファンは、部屋の雰囲気を一気におしゃれにします。照明一体型のモデルなら、機能性とデザイン性を両立できます。
などといったメリットが考えれるみたいですね。
シーリングファンの種類と選び方
デザイン別の種類
クラシックタイプ: 木製の羽根を持つ伝統的なデザイン。リゾートホテルのような雰囲気を演出
モダンタイプ: スタイリッシュな金属製の羽根。現代的なインテリアにマッチ
薄型タイプ: 天井の低い部屋でも設置可能な省スペース設計
機能別の種類
照明一体型: シーリングライトとファンが一体になったタイプ
照明なしタイプ: ファン機能のみのシンプルなタイプ
DCモーター搭載: 静音性と省電力性に優れた高性能タイプ
選び方のポイント
部屋の広さ: 6畳なら直径90cm、8畳なら100cm、12畳なら120cm程度が目安
天井の高さ: 最低でも床から2.3m以上の高さが必要
デザイン: 部屋のインテリアとの調和を考慮
予算: 1万円台から10万円以上まで幅広い価格帯
取り付けは可能?工事は必要?
取り付け条件
シーリングファンの取り付けには以下の条件が必要です:
天井の強度: シーリングファンの重量(通常3〜10kg)に耐えられる構造
配線: 天井に電源配線があること
天井高: 床から最低2.3m以上(推奨は2.7m以上)
引っ掛けシーリング: 多くの製品は既存の引っ掛けシーリングに取り付け可能
工事の必要性
電気工事不要の場合: 既存の引っ掛けシーリングを利用する場合は、基本的に電気工事は不要
電気工事が必要な場合: 天井に配線がない場合や、専用回路が必要な大型モデルの場合
多くの家庭では、既存の照明器具と同じように取り付けできますが、重量があるため、取り付け前に天井の強度確認が重要です。
気になるデメリットと対策
主なデメリット
掃除の手間: 羽根の上にホコリが溜まりやすい
初期費用: 1万円〜数十万円の投資が必要
天井高の制限: 低い天井では圧迫感を感じる場合がある
運転音: モーターの音が気になる場合がある
対策方法
掃除対策: 伸縮ポールを使った掃除グッズやお掃除ロボットを活用
音対策: DCモーター搭載の静音タイプを選択
圧迫感対策: 薄型タイプやブレードレスタイプを選択
あと、個人的に気になっていることに、シーリングファンって、古い映画というか、戦前とかが舞台の映画やドラマなどでお金持ちのお宅やサロンなどのシーンで回っていたような気がするんですが、その頃って、エアコンはまだないじゃないですか?
エアコンがあれば、冷たい空気を部屋全体にいい感じで行き渡らせてくれるんでしょうけど、エアコンがない時代にシーリングファンがあって、どういう効果があったんでしょうね?
やっぱり、今のように気温が暑くなくって、窓とか開けておくと涼しい風が入ってきて、それをうまく循環させていたんでしょうかね>
まとめ:シーリングファンで快適な住環境を実現
天井の扇風機みたいなやつ「シーリングファン」は、単なるおしゃれアイテムではなく、住環境を大幅に改善する実用的な設備のようですね。
特に、エアコンとの併用により得られる節電効果と快適性の向上は、初期投資を考慮しても十分にメリットがあるようなので、日本の高温多湿な夏でも、適切に使用すれば確実に効果を実感できるみたいですよ。
シーリングファンで、一年中快適で省エネな住空間を体感してみるのもいいかも?